おすすめの本を教えてくださいという質問をよくいただきます。
さまざまな投資関係の本を読んできましたが、投資の入門者が読むべき本は決して難しいものじゃなくていいと思っています。
なぜなら、投資に関する勉強量(知識量)と投資家の成績(トータルリターン)は一致しないからです。
学んで行き着く先は、長期投資においては日本株よりも米国株または世界株を選好することが望ましいこと、そしてインデックスファンドがインデックスファンドを超えるパフォーマンスを目指すほかのアクティブファンドよりも勝るリターンをもたらしてくれるという事実です。
そして上記の事実は、なにも難しい本に書いてあって、ここで紹介する本に書いてないわけもないのです。
ただし、ここで紹介する本は前提として、長期投資であるところです。
今回、さらっと読めてしまう本を5冊紹介します。
目次
お金は寝かせて増やしなさい(水瀬ケンイチさん)
税込1650円です。
インデックス投資歴15年の水瀬ケンイチ氏が個人投資家目線で解説しています。
お金のド素人でもプロと互角、または互角以上に戦えるプロにも書けないインデックス投資の案内書になっています。
本のタイトルの通り、お金はまさしく寝かせて増やせばよい、これを実践してプロにも勝てる。
そのための最低限の知識を論理的にわかりやすく示されています。
安心して投資したいすべての人におすすめしたいです。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!(山崎元さん・大橋弘祐さん)
税込1518円です。
会話調になっており、5冊の中でももっとも読みやすい1冊です。
お金に不安を持つ著者(大橋弘祐氏)が、お金のプロ(山崎元氏)にお金との付き合い方を聞き、貯金や年金、保険について超簡単にまとめてくれた一冊です。
ダメな投資法もズバッと切っています。
著者の山崎元氏は、東京大学卒で現在楽天経済研究所客員研究員で獨協大学経済学部の客員教授でもあります。
過去には証券会社や生命保険会社などにも勤務しており金融業界のプロフェショナルです。
金融業界のエリートですが、本の内容は5冊の中でも最も理解しやすい文句になっています。
バカでも稼げる「米国株」高配当投資(バフェット太郎さん)
税込1650円です。
わたしに米国株の扉を開いてくれた人気ブロガーで、現在はYouTuberとしても活躍されています。
米国株投資なんてスタバでフラペチーノ飲むより簡単さ、といったようなクスッと笑ってしまうような表現がたくさんあり楽しく読めてしまいます。
米国経済へのインデックス投資法を推奨しているだけではなく、不況下でも安定した業績をもたらす強い事業を保有するコカコーラやP&Gなど、何十年も連続で配当を投資家に還元する企業への投資戦略も提示しています。
こういった競争優位性の高い老舗優良企業に10社程度に分散して保有することを推奨していて、買い増しルールも定められており真似できる再現性のある手法を採用しています。
過去の歴史では、弱気相場や強気相場を2-3周繰り返すことで、高配当企業への投資がインデックス投資を上回るリターンをもたらすことが示されていて、これを前向きに検証されているわけです。
インデックス投資に加えて配当を楽しみたい投資法を実践するならぜひとも読んでほしい一冊になります。
お金が増える米国株超楽ちん投資術(たぱぞうさん)
税込1540円です。
こちらも超人気ブロガーです。
米国の成長性と配当性の高さについて学ぶことができます。
米国株は敷居が高いものだと感じる方が多いかと思いますが、意外と簡単であることがよくわかる一冊です。
だれしもこの一冊を読むと米国株に投資したくなるとは間違ありません。
難しい用語を使わずに平易に書かれているので、投資知識がない入門者でもサラッと読めます。
また、投資信託、ETF、個別株と投資方法別に具体的なおすすめが記載されていうので、何を買えばいいの?って方にはアドバイスになるような実践的内容になっていますです。
特に、代表的な代表的なETFについてその特徴を細かく説明していただいています、個別株のまえにETFに挑戦してみたい方には参考になる1冊です。
世界一やさしい 米国株の教科書 1年生(はちどうさん)
価格:税込1628円
こちらも超人気ブロガーです。
株とは?から始まり、税制のしくみ、NISA、iDeCo、投資信託、証券会社、為替の仕組み、米国株の優位性、最近話題のFIREについてトータルで網羅されているパーフェクトブックになっています。
特に、FIRE(経済的自由を獲得して、早期退職するという生き方)を目指す方、FIREしたいけど、投資わからない!教えて!という人にとって必読書になります。
FIREへの具体的手段、とるべき行動や投資先が全部が網羅されているからです。
個別株投資で必要なテクニカル分析として株価チャートに見方など、お金は寝かせて増やしたい+αで個別株売買を楽しみたいという方にうってつけです。
さらに、米国株に投資していく上で知っておくとより楽しくなる経済統計と情報源について解説されているので、日々の株価の動きをこういった経済統計との関係性を学ぶうえで参考になると思います。
今回は以上の5冊を紹介させていただきました。
この5冊は、基本中の「きほん」ですので、ぜひとも全部読んでほしいです。
わたしも事あるごとに読み返しています。
値段は5冊合わせても7986円です。
どの一冊も半日足らずで読むことができます。
入門書5冊として検討してみてはいかがでしょうか。
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